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検察庁法改正案で攻防 委員会採決は先送り

2020年5月15日 17:34
検察庁法改正案で攻防 委員会採決は先送り

与党側は15日、検察庁法改正案の委員会での採決に踏み切る方針でしたが、どうなったのでしょうか?

野党側が、武田国家公務員制度担当大臣に対する不信任決議案を提出したため、15日の委員会採決は先送りされました。

質疑が終わった後、与党側は採決の提案をしたことから、立憲民主党など野党は武田大臣に対し、不信任決議案を提出しました。

改正案をめぐっては与党内からの批判や著名人からも抗議の声があがっています。立憲民主党幹部は「腰砕けにはなれない」と語っていて、徹底抗戦の姿勢を見せた形です。

立憲民主党・黒岩国対委員長代理「検察の独立性、中立性が崩壊する。そして、検察の信頼がまさに失墜すると、これは十分に不信任に値する」

与党側は、森法務大臣の出席に応じたことなどから武田大臣への不信任案は「暴挙だ」などと批判しています。

与党側は19日の衆議院本会議で不信任決議案を否決した上で、20日に委員会で改正案を採決し、来週中の衆議院通過を目指す方針です。