黒川前検事長の処分軽くしたか…野党が追及
国会では、賭けマージャンで辞職した黒川・前東京高検検事長への「訓告」の処分をめぐり、野党側が意図的に処分を軽くしたのではないかと追及しています。
野党系会派の今井議員は、「懲戒」の処分を決められるのは内閣だとして、法務省からの「訓告」の処分案に異議を唱えなかった内閣の責任をただしました。
立国社・会派 今井雅人議員「懲戒処分は任命権者(内閣)が行うとなってます。今回懲戒処分にしないと言って決めたのは内閣なんですね」
菅官房長官「内閣はそれを異議はないということを申し上げた」
立国社・会派 今井議員「内閣としては黒川さんの事案は懲戒に値しないと判断したと、そういうことですね」
菅官房長官「(訓告と)報告で上がってきたわけですから、それについて異論はないということを申し上げた」
立国社・会派 今井議員「内閣は変えることはできますよね、これではだめだと。この事案はどう考えても懲戒だろうと、その判断をしなかったということですね」
菅官房長官「内閣としては異論はないということを申し上げたところ」
菅長官は、黒川氏の訓告処分は法務省と検事総長が決定し、内閣はそれを了承したとの説明を繰り返しました。
黒川氏の処分については、自民党内からも公然と批判があがっています。中谷・元防衛大臣は27日、「非常に甘い処分ではないかと思う。厳正な処分が必要ではなかったか」と疑問を呈しました。