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持続化給付金 委託先選定めぐり野党が追及

2020年6月3日 12:31
持続化給付金 委託先選定めぐり野党が追及

新型コロナの影響で売り上げが減少した中小企業などに支給される、「持続化給付金」をめぐり、政府が手続き業務の委託先を選んだ経緯などについて、野党側の追及が続いています。

野党側は、入札に参加した2社のうち、A評価だった別の会社ではなく、なぜ、C評価だった「サービスデザイン推進協議会」が委託先に選ばれたのか、繰り返し質しました。

国民民主党・斉木議員「A評価のデロイトトーマツさんを落としてね、C評価、サービスデザイン推進協議会のほうが受注をしている。A評価のデロイトトーマツのほうが、実は応札が安かったという事実は絶対ないでしょうか、大臣」

梶山経産相「デロイトから了承えておりませんので、これは公表はできないということであります。4月30日の補正予算成立で、5月1日からできるかどうかということも含めて、いろんな判断をしていたということでもあります」

野党側は、デロイトトーマツ社の入札価格を開示するよう繰り返し求めましたが、梶山経産相は「2度にわたり確認したが、公表は控えてほしいとのことだった」として、公表はしない考えを示しました。

こうした中、立憲民主党など野党は、持続化給付金をめぐる問題などを審議するため、安倍首相が出席する予算委員会の集中審議を改めて求めることで一致しました。

立憲民主党の安住国対委員長は、与党側が今週中の開催に応じなければ、4日以降、他の委員会の審議にも応じない考えを示しました。