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入国制限緩和へ 4か国、一日最大250人

2020年6月12日 0:42

新型コロナウイルス感染拡大を受けた外国人の日本への入国制限について政府は第一弾としてタイ、ベトナムなど4か国のビジネス関係者らに限って緩和し、夏にも一日最大250人の入国を認める方向で調整しています。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府は111の国と地域について外国人の入国を原則禁止しています。このうち、タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4か国は感染状況が落ち着き、経済的な関わりも強いことから政府は第一弾としてビジネスを目的として往来する関係者らに限って制限を緩和し、夏にも一日最大250人の入国を認める方向で調整しています。

日本への入国を希望する外国人は、出国前にPCR検査を受けて「陰性証明書」を提出し、日本到着時にも再度空港でPCR検査を受け、陰性だった場合に入国が許可されます。

また、日本滞在中の行動計画書を提出すれば、現在求めている入国後2週間の待機要請は免除しますが、滞在中の活動場所は職場やホテルなどに限定し、一定期間は公共交通機関を使わないよう求める方針です。

入国制限の緩和は段階的に行われ、1.ビジネス関係者ら、2.留学生ら、3.一般の観光客の順に緩和されます。

第一弾の4か国の後はアメリカ、中国、韓国などのビジネス関係者らについて緩和が検討される見通しです。また今後、日本から外国に出国する場合、PCR検査による「陰性証明」を求められるケースが増えることから、政府は出国する日本人らを対象にした検査機関の設置も検討しています。