日本世論調査協会 データ不正入力に声明
世論調査の研究者や調査会社などでつくる、日本世論調査協会は、FNN(=フジニュースネットワーク)と産経新聞の合同世論調査でデータの不正入力が行われていた問題を念頭に「強く遺憾の意を表明する」との声明を発表しました。
声明では、FNNと産経新聞の合同世論調査でデータの不正入力が行われていた問題を念頭に「一部報道機関にかかわる世論調査で、不適切なデータの処理が明らかになった。強く遺憾の意を表明する」としています。
そして、「科学的でない不適切なデータを世論として示すことは、社会全体に誤解を与え、民意を誤った方向に導くことにもつながりかねない」と懸念を示しました。
さらに、「科学的な世論調査とは言えない不正確なデータを世論として安易に世に示すようなことは、許されることではない」と批判しました。
また、「世論調査の品質を損なわないためには、調査者の節度が不可欠だ。世論調査に携わる者は、常に安易な妥協や誘惑と戦い、克服していかなければならない」と強調しました。