寺田氏更迭 野党、首相の任命責任を追及
国会では寺田前総務相が更迭されたことを受け、野党側が岸田首相の任命責任を追及しました。
立憲民主党・吉田議員「総理は1か月弱で毎週のように、3人もの大臣を更迭、前代未聞のドミノ辞任という大失態であり、そもそもなぜこういった人物を大臣に任命したのか、岸田総理は人を見る目がないのではないでしょうか」
岸田首相「大臣の任命は適材適所の観点から実施しておりますが、国会開会中に大臣が辞任する事態となったことは、まことに遺憾であり、私自身、任命責任を重く受けとめております」
岸田首相は「政策に遅滞が生じないよう政府一丸となって国政の運営に取り組むことで職責を果たす」と述べました。
こうした中、寺田前大臣の更迭の影響で、21日午後に予定されていた参議院本会議が22日に延期されました。
来月10日には国会の会期末を迎えます。政府・自民党はいわゆる統一教会の被害者を救済するための新たな法案などの成立を目指しており、厳しい国会運営が続きます。