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岸田首相、 「連座制」検討に前向きな姿勢 野党側は「政策活動費」の使途公開迫る

2024年1月29日 11:53
岸田首相、 「連座制」検討に前向きな姿勢 野党側は「政策活動費」の使途公開迫る
自民党の派閥の、政治資金をめぐる事件を受け、国会では、「政治とカネ」の問題の集中審議が行われています。岸田首相は「連座制」の検討に前向きな姿勢を示しました。前野全範記者が中継。

冒頭、岸田首相は改めて陳謝しましたが、政治に注がれる国民の視線は厳しさを増しています。収支報告書の不記載などについて、政治家の責任も問えるようにする「連座制」の検討にも応じざるを得なくなった形です。

自民党・無派閥 丹羽秀樹議員「(自民党の中間とりまとめは)まだ踏み込み不足であり、信頼回復には遠い内容であると考えております。政治家の連座制も含めて総理の答弁を求めたいと思います」

岸田首相「厳正な責任体制を確立とするという観点から、連座制も含めて党として考え方をまとめ、そして各党ともしっかり議論を行っていきたいと考えております」

また、岸田首相は安倍派幹部などの処分について「関係者に対し、速やかに聞き取りを始めたい」と述べ、党として調査を行う考えを初めて明らかにしました。調査には外部有識者も参加させる考えも示しました。

一方、立憲民主党の階議員は、政党から党幹部らに支出されている多額の「政策活動費」について使途を公開するよう迫りました。これに対し、岸田首相は「政治活動の自由と関わる問題なので、各党と法改正も含めて真摯に議論したい」と述べるにとどめました。

野党側は、裏金を受け取っていた安倍派議員らのリストを出すよう求めていて、それをもとに裏金の使い道などをさらに追及する方針です。

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