合流新党代表に枝野氏「国民の選択肢に」
立憲民主党と国民民主党など野党の合流新党の代表選挙の投開票が行われ、立憲民主党の枝野幸男氏が代表に選出されました。
代表選は都内のホテルで行われ、立憲民主党と無所属の議員らの支持を広く集めた枝野氏の圧勝となりました。
代表選挙は国民民主党の泉政調会長と立憲民主党の枝野代表の一騎打ちで行われました。10日午後1時から国会議員による投票が行われ、枝野氏が107票、泉氏が42票を獲得し、枝野氏が代表に選出されました。
また、同時に新党の党名を決める投票も行われ、「立憲民主党」が94票、「民主党」が54票を集め、党名は「立憲民主党」に決まりました。
新たな野党第一党の代表となった枝野氏は、政権交代への意欲を示しました。
立憲民主党・枝野代表「コロナ対策、災害対策を含めた本格的な臨時国会を今すぐ、召集をさせる。自分勝手な都合だけで、もしこうした本格論戦から逃げて解散をするならば、正面から受けとめて、国民の皆さんの選択肢になろうではありませんか」
この新党には149人の議員が参加し、野党第一党としては民進党以来の規模となりますが、国民民主党の22名は不参加を決めていて、野党が分裂した状況には変わりありません。
そして、党名が立憲民主党、代表が枝野代表となったことで、党内からも「これで支持率が上がるのか」と危惧する声も上がっています。
枝野代表は「ここから本当の戦いが始まる」と意気込みましたが、野党共闘など課題は山積みで、政権交代へはいばらの道といえそうです。