航空自衛隊の緊急発進424回 対中国機が7割超
防衛省によりますと、今年度上半期の航空自衛隊による緊急発進=スクランブルの回数は424回でした。昨年度の同時期よりおよそ20回減少したものの引き続き、高い水準にあります。
この内、中国機に対する緊急発進は304回で全体の約72%、ロシア機に対する緊急発進は110回で全体の約26%を占めています。
中国機に対する緊急発進回数は昨年度の同時期に比べ、やや減少しているものの「比較的高い水準にある」としています。
また、中国軍とロシア軍の爆撃機による2日続けての長距離にわたる共同飛行や、中国の無人機による与那国島と台湾の間の通過など、両国の活発な活動を示す「顕著な事例」が確認されたということです。
木原防衛相は会見で、「引き続き、警戒監視に万全を期し、厳正に対領空侵犯措置を行う」と述べました。