日越電話会談“地域情勢”などで意見交換
菅総理大臣は22日、ベトナムの最高指導者グエン・フー・チョン共産党書記長兼国家主席と電話会談し、中国を含む地域情勢などについて意見を交わしました。
電話会談はベトナム側の提案で開催されたもので、およそ20分間行われました。両首脳は地域情勢について意見を交わし、菅総理は中国海警法など中国の動向や、東シナ海・南シナ海や、ミャンマー情勢について、深刻な懸念を表明しました。
さらに菅総理が北朝鮮による拉致問題への理解と協力を求めたのに対し、チョン党書記長は日本と緊密に連携したいと述べたということです。
また、コロナ禍で困難になっている在日ベトナム人の帰国について、菅総理が協力を求めたのに対し、チョン書記長は早期の帰国に向け両国で緊密に連携していきたい、と応じました。
画像:日ベトナム首脳会談(2020年10月)