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【全文】特別養護老人ホームでの虐待「大変遺憾」松野官房長官(12/13午後)

2022年12月13日 18:54
【全文】特別養護老人ホームでの虐待「大変遺憾」松野官房長官(12/13午後)

松野官房長官は、13日午後の会見で、 北海道の特別養護老人ホームでの虐待行為について「虐待はあってはならない。大変遺憾である」と述べました。

<会見トピックス>
▽北海道の特別養護老人ホームでの虐待
▽防衛費めぐる高市大臣の発言
▽防衛費増額の財源
▽薗浦議員の政治資金問題

〇松野官房長官
冒頭発言はございません。

――特別養護老人ホームでの虐待行為についてうかがう。北海道にある施設で職員が入所者80人の裸などの写真を撮影し、地元自治体が虐待行為と認定していたことが分かった。受け止めと政府対応があればお願いします。

〇松野官房長官
虐待はあってはならないものであり、同じ社会福祉法人において障害者支援施設のみならず特別養護老人ホームでも虐待行為があったことは大変遺憾であります。お尋ねの特別養護老人ホームでの虐待事案については現在、厚生労働省において北海道庁に事実関係を確認中でありますが、北海道庁がすでに介護保険法に基づく指導や監査等の必要な対応を行っているものと聞いています。高齢者への虐待の防止については厚生労働省において、市町村や都道府県による取り組みへの支援や、すべての介護サービス事業者における虐待防止措置の実施を進めているところであり、今回の事案についても北海道庁の対応を踏まえて必要な対応を講じていく考えであります。

――高市経済安全保障担当相は13日の記者会見で、防衛費増額の財源を巡る自身の発言に関し、「閣議決定の前に自由に議論ができる段階だ」としつつ、「閣僚の任命権は総理にあるので、罷免されるということであればそれはそれで仕方ないという思いで申し上げた」と述べました。閣僚が自ら罷免という言葉を使ったことについての受け止めについて伺います。

〇松野官房長官
高市大臣の発言については承知していますが、個々の発言についてコメントすることは控えたいと思います。

――防衛費増額の財源について伺います。総理は10日の記者会見で、国債は未来の世代への責任として取り得ない、と述べましたが、これは2027年度以降のはなしで、むこう5年間の国債発行は排除していないという認識でよいのでしょうか。政府の考えを伺います。

〇松野官房長官
防衛費の財源確保については、今後5年間の新たな防衛力整備計画43兆円の財源について、歳出改革特別会計からの受け入れ、コロナ対策予算の不要分の返納、国有財産の売却収入の活用など、一時的な財源も含めて、あらゆる工夫を行ってまいりたいと考えております。
その上で、5年間で抜本的に強化された防衛力は、それ以降も未来に向かって維持強化していかなければならず、この点まで国債で、というのはあり得ないというのは、総理から申し上げている通りであります。

――自民党の薗浦健太郎衆院議員について伺う。政治団体の収支報告書に政治資金パーティーの収入が記載されていない疑いが指摘されている問題で、東京地検特捜部が本人の任意の事情聴取を要請したことが分かった。受け止めと政権運営に与える影響などについて認識を伺う。

〇松野官房長官
ご指摘の報道は承知していますが、捜査機関の活動内容に関わる事柄であり、お答えすることは差し控えさせていただきます。その上で申し上げますと、政治活動に関わる事柄については、政治家としての責任において適切に説明することが重要であると考えています。

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