ジブチ派遣の自衛隊員 初の新型コロナ感染
海賊対処の任務にあたるため東アフリカのジブチに派遣されている自衛隊員が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。ジブチの自衛隊員の感染確認は初めてです。
防衛省によりますと、感染したのは海賊対処活動を地上から支援するため今年1月から派遣されている、20代の陸上自衛隊員です。
隊員は今月2日に発熱や倦怠(けんたい)感を覚えたため医務室で検査したところ、新型コロナウイルスの陽性反応が出ました。現在、宿舎内で隔離されていますが、症状は安定しています。
ジブチの自衛隊拠点での感染確認は初めてで、およそ10人の隊員の健康状態を観察していますが、今のところ部隊の任務に影響はないということです。
東アフリカのジブチは海賊対処などにあたる自衛隊の拠点で、隊員は拠点の外には出ないことから、食料や水などの補給のため外部から拠点に訪れた人から感染した可能性があるということです。