不法在留外国人の収容や送還の規則を見直す出入国管理法改正案をめぐり、野党側は「採決を強行しようとしている」などとして、衆議院・法務委員会の義家委員長の解任決議案を提出しました。

改正案をめぐり、与野党は断続的に修正協議を行い、大筋で合意しました。

野党側はさらに、名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性が死亡したことをめぐり、採決の前に、当時の施設内を撮影したビデオを公開するよう求めました。しかし、与党側は、「法務省の調査が終わっていない」として公開を拒否したため、野党側は義家法務委員長の解任決議案を提出しました。

立憲民主党・安住国対委員長「採決を阻止するために、ありとあらゆる行動をとっていきたい」

与党側は来週、解任決議案を否決した上で、法務委員会で改正案の採決をする構えですが、野党側は徹底抗戦する方針です。