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内閣不信任案 枝野代表「無責任の極み」

2021年6月15日 13:43
内閣不信任案 枝野代表「無責任の極み」

会期末を16日に控え衆議院本会議では、立憲民主党など野党4党が提出した菅内閣に対する不信任決議案について審議が行われています。

立憲民主党の枝野代表は、菅総理が、野党の求めるコロナ対応のための会期延長を拒否したことについて「無責任の極み」だとして、退陣を迫りました。

立憲民主党・枝野代表
「必要な補正予算や、感染状況やワクチン接種などの実態に即した法的措置の検討。そして、国民の不安に応えるための開かれた議論。国会が果たさなければならない案件は山積しています。国会を閉じて長期の政治空白をつくることは、無責任の極みであり、即刻その地位を去るよう強く求めます。国家的危機から国民の命と暮らしを守ることができず、その意思や責任感、危機感と緊張感すらうかがえないことが、菅政権を信任できない最大の理由であります」

枝野代表は「判断を専門家に丸投げするかのような発言を繰り返し、専門家を自己正当化の道具に使っている」などと菅総理と政府のコロナ対策を厳しく批判する一方で、自らが政権を担った場合の対案について繰り返し強調しました。

秋までに行われる衆議院選挙を前に、与党への対決姿勢に加え、政権担当能力をアピールする狙いがあります。

不信任案は、この後、与党などの反対多数で否決される見通しです。