フラワーデモ“性暴力発言”再発防止を要請
立憲民主党の本多平直議員が、「14歳と性交したら、同意があっても捕まるのはおかしい」と発言した問題で、性暴力撲滅を訴える団体「フラワーデモ」が22日、立憲民主党の福山幹事長らに対し性暴力を容認する発言の再発防止などを求めました。
この問題は、本多議員が先月、性犯罪に関する刑法改正を話し合う党の会合で「50歳近くの自分が14歳と性交したら、同意があっても捕まることになる。それはおかしい」などと発言し批判が相次いだものです。
「フラワーデモ」の呼びかけ人、北原みのりさんらは「本多議員一人の問題ではない」「国会で法律を変える立場の方たちの意識がまったく変わっていないことが、被害者を追い詰めている現実を作っている」と指摘。被害者の声を聞く機会を設けることを要望すると共に、性被害の実態について、議員の理解を深めることの重要性を訴えました。
中学時代に教師から性暴力を受けた経験を持つ石田郁子さんは、「未成年と大人は対等ではない」ことを強調。その前提を理解した上で被害者の立場に立った法改正を推進することを求めました。
申し入れを受け、福山幹事長は「これをきっかけに、皆さんに信頼していただけるよう、生まれ変わるつもりで頑張りたい」と述べました。
また、被害者を招いての勉強会などを通して党内の啓発を進めるとともに、性交同意年齢を現行の13歳から16歳に引き上げ、中学生との性交を一律に禁止することを「選挙公約にする」と明言しました。