政府が酒の提供停止に応じない飲食店への対策をめぐる要請を相次いで撤回したことを受け、野党側は西村担当相の辞任を求めました。

野党側は西村経済再生相が協力を求めても国民は聞いてくれないとして、辞任を迫りました。これに対し西村経済再生相は「反省すべきは反省する」としながらも引き続き、職務に当たる考えを強調しました。

立憲民主党・木戸口英司議員「この撤回、そして迷走と、そして信頼性の失墜と。今、西村大臣がどのような施策を出して、また国民に協力を呼びかけても、国民はもう聞いてくれませんよ。辞任するべきだと思いますが、いかがですか」

西村経済再生相「今回私の思いが少し強すぎまして、このような発言、対応となりましたけれども、反省すべきをしっかり反省し、そして事業者の皆さんに寄り添いながら、何とかご協力をいただき、感染拡大を抑えていくこと。これに全力を挙げることで、責任を果たしてまいりたい」

また、政府が酒類の販売業者への支援金をめぐり、酒の提供停止に応じない飲食店との取引停止を誓約させるよう求めていた要請を撤回したことについて、西村経済再生相は、「酒類の販売業者が取引の安定・事業の継続に大変な不安を持たれている。その状況を真摯に受けとめ廃止することとした」と説明しました。