維新・立憲の「エネルギー政策勉強会」中断の考え 原発再稼働めぐり“隔たり”
日本維新の会の音喜多政調会長は3日、今国会で「共闘」関係にある立憲民主党とのエネルギー政策に関する勉強会について、中断する考えを示しました。
立憲民主党と日本維新の会は、個別政策ごとに協議体を設け、連携することを確認していて、エネルギー分野では、電気料金の高騰などをめぐり、勉強会を開催していました。
しかし、日本維新の会の音喜多政調会長は、原発再稼働をめぐる考え方の隔たりなどを理由に勉強会を中断する考えを示しました。
日本維新の会・音喜多政調会長「原発にどう向き合うかという点では、当初から温度差があるのは承知していましたが、(立憲民主党とは)考えの隔たりが大きいですね」
政府への共同提出を目指していたエネルギー政策の提言の中に、維新が主張する「基準を満たした原発の早期の再稼働」を盛り込むことについて折り合いがつかなかった、などとしています。
一方、立憲民主党の泉代表は会見で、「まだ事情を聞いていない。コメントすることはない」と述べています。
今回のエネルギー政策の勉強会中断について、ある維新の幹部は、来月の統一地方選挙に向け、「立憲とは距離をおいた方が都合がいい」と話しています。