自民党議員や自衛隊元幹部らが「台湾有事」想定しシミュレーション
台湾をめぐる情勢が緊迫化する中、自民党の国会議員や自衛隊の元幹部らが「台湾有事」を想定したシミュレーションを行いました。
「台湾有事」を想定した今回のシミュレーションは、民間のシンクタンクが主催したもので、防衛大臣経験者など現職の国会議員や自衛隊の元幹部らが、台湾情勢が有事へと移行する際に日本政府がとるべき対応を検証しました。
首相役・小野寺元防衛相「事態認定をした段階で、邦人の安全な輸送は難しくなるということ、そこを肝に銘じて一刻も早く邦人を日本に輸送するということ」
シミュレーションでは、2027年を舞台に、台湾独立を目指す動きが拡大するなど、不安定化する台湾情勢のもと、台湾にいる邦人の安全確保をどう図るかなど、複数のシナリオを議論しました。
終了後、小野寺氏は、事態が悪化する前にいかに邦人を退避させることができるか、また自衛隊を含む輸送能力の強化などが課題として浮かび上がったと指摘しました。