「挙党態勢を」河野氏、派閥横断で支援訴え
自民党総裁選挙をめぐり河野ワクチン担当大臣は派閥横断の会合で支持を訴えました。
石破元幹事長が支援する見通しとなった河野氏ですが、周辺に対し「挙党態勢を目指す」と語るなど派閥横断で幅広い支援を得る狙いです。
河野氏「まず目の前のコロナ禍、そして日本を前に動かしていく、そういう大きな目標に皆さんと一緒にチャレンジをしていきたい」
河野氏は2009年に初めて総裁選に立候補して以来、続けてきた派閥横断の勉強会で「しっかり勝ち抜きたい」と意気込みを語りました。
動向が注目されていた石破元幹事長ですが、立候補は見送り河野氏を支援する見通しとなりました。河野氏に近い議員は「きのう(13日)の会談で河野氏が協力を要請したことで環境が整った」と話していて、石破氏は15日、正式に態度を明らかにすることにしています。
石破氏は14日午後、二階幹事長と会談し、自らの対応を説明することにしています。
また、岸田前政調会長は会見で、憲法改正をめぐり「感染症の流行」を緊急事態条項の条件に加える議論を行うべきとの考えを示しました。
一方、高市前総務大臣は14日午後6時から決起集会を開くことにしています。
立憲民主党・枝野代表「総裁選と称する内部の権力争いにうつつを抜かしているという状況は甚だ残念である。総裁選よりもコロナ対策だ」
枝野氏は「政府の無策で医療が受けられない国民皆保険制度の崩壊状態だ」と批判し、総裁選よりもコロナ対策を優先するべきだと強調しました。