岸田首相は9日夜、自民党の麻生副総裁と東京都内のホテルで会食しました。派閥の政治資金をめぐる事件を受け、安倍派幹部らの処分などについて意見交換をしたものとみられます。

岸田首相は9日夜、麻生副総裁と都内のホテルの日本料理店で、およそ2時間30分にわたって会談しました。2人きりとみられます。

派閥の政治資金をめぐる事件を受け、安倍派の幹部らに対する党としての処分をどうするかなどについて話し合ったものとみられます。

自民党は政治とカネの問題が起きたとき、議員への処分を厳しくするため、今月17日に行われる党大会で党の規則などを改正する方針です。

この党大会が終わった後に、安倍派幹部らの処分が本格的に検討される見通しで、岸田首相としては、その前に政権ナンバー2の麻生氏に相談したものとみられます。