野党側、寺田総務相を追及 地元後援会の収支報告書に“故人が会計責任者として捺印”
国会で野党側は、寺田総務相の地元後援会の収支報告書に、亡くなっている人物が会計責任者として「真実に相違ない」とハンコを押していると指摘して、追及しました。寺田総務相は、自らが代表の政治団体ではなく「詳細は承知していない」と説明しました。
立憲民主党・後藤祐一議員「寺田稔竹原後援会の令和元年と2年の宣誓書は、お亡くなりになってる方の氏名と捺印があります。これ誰が氏名を書いて捺印されたんですか」
寺田総務相「ご指摘のこの収支報告自体、私、実はきのう初めて見たものでございまして、私が代表である管理団体ではなく、事務処理の詳細も承知しておりません」
寺田総務相は、会計責任者が2019年10月に亡くなったことを認め、収支報告書については「間違いがあれば当該の団体に対して訂正をお願いすべきだ」と述べました。
また、野党側は杉田総務大臣政務官の資質について追及しました。杉田政務官は今月20日、東京高裁にジャーナリストの伊藤詩織さんを中傷するツイートに加害の意図をもって「いいね」を押したと認定され、賠償を命じる判決を言い渡されています。
杉田政務官は重ねて見解を問われましたが、「係争中だ」と繰り返し答弁しませんでした。