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「派閥解散」岸田派に続き二階派も表明 自民党に動揺広がる

2024年1月19日 11:47
「派閥解散」岸田派に続き二階派も表明 自民党に動揺広がる
岸田首相が突如表明した「岸田派の解散」で自民党が揺れています。19日になり「二階派」も解散を発表。「安倍派」はどのような判断を示すのか、いまも調整が進められています。

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突如表明した「岸田派」解散の意向。一夜明けた19日、岸田首相は…

岸田首相(19日朝)
「政治の信頼回復のために、宏池会解散するということを申し上げました。ただ他の派閥のありようについて、何か申し上げる立場にはないと考えています」

他の派閥について、言及は避けましたが、岸田首相の“電撃表明”に自民党内には動揺が広がっています。

首相の発言に岸田派の閣僚達は…

岸田派 林官房長官(19日)
「総理の判断ということで、重く受け止めているところでございます」

岸田派 盛山文科相(19日)
「とうとうここまでいったのかなと」

派閥のパーティーをめぐる“裏金”事件。東京地検特捜部は19日、一斉に刑事処分を行いました。

特捜部によると、収支報告書に記載のないパーティー券収入の総額は、安倍派が5年間で約6億7000万円、二階派が5年間で約2億6000万円、岸田派は3年間で約3000万円で、安倍派の会計責任者と二階派の会計責任者を、政治資金規正法違反の罪で在宅起訴に、岸田派の元会計責任者については略式起訴しました。

また、特捜部は、収支報告書に記載していない収入の総額が約5100万円の安倍派の大野泰正参議院議員と秘書を在宅起訴とし、不記載の額が約4300万円の谷川弥一衆議院議員と秘書を略式起訴しました。

2人は19日午後、自民党を離党。不記載への関与を認めている谷川氏は議員辞職の意向を示していますが、19日午後に会見をした大野氏は、議員辞職を否定し、裁判で自らの主張を述べていきたいと話しました。

自民党安倍派 大野泰正議員(19日午後4時半ごろ)
「(私は)やましいことはございませんので、しっかりと職責を果たしていきたいと思っています」

今回、安倍派の事務総長経験者5人を不起訴処分とするなど、幹部7人の立件を見送られ、不記載額が約3500万円の二階俊博元幹事長については不起訴処分になり、秘書が略式起訴されました。

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