自衛隊の人材確保へ 有識者会議を設置
自衛隊の人材確保が厳しさを増す中、浜田防衛大臣は人材確保にむけた有識者会議を設置したと発表しました。
自衛隊員の数は、現在法律で定められた定員を下回っており、特に、若い世代の隊員は定員の8割に満たない人手不足の状況が続いています。
浜田防衛大臣は、会見で「隊員の人材確保が大変厳しくなっている中で、これまで以上に民間の労働市場の動向や、働き方に対する意識の変化といった社会全体の動きを踏まえて検討する必要がある」と述べました。その上で「人的基盤の強化」に向け、自衛隊員の確保や処遇の改善などを議論する有識者会議を設置したと発表しました。
会議は民間企業や学術界などの有識者9人で構成され、議論の結果をとりまとめた提言書を防衛大臣に提出する方針です。初会合は22日、開かれる予定です。