小中学校の卒業式 マスク着用は「家庭の判断」 永岡文科相
新型コロナウイルスへの対応をめぐり、小中学校の卒業式でマスクを着用するかどうかについて、永岡文科相は「家庭の判断」に委ねるとの考えを示しました。
衆議院の予算委員会で、永岡文科相は小中学校の卒業式でマスクを着用するかについて「家庭での議論を含め、マスクをしなければ出席したくないお子さんはマスクをし、外すと家庭で決めた方は外しての参加になると思う」と述べ、「家庭の判断」に委ねるとの考えを示しました。
さらに「学校でマスクを外すかどうかは、家庭での議論が大きな要素をしめる」「教師の責任にならないように」と強調しました。
小中学校の卒業式でのマスク着用については、学校関係者からは「着用ルールは政府で統一してほしい」という声があり、政府内でも「卒業式については個人の判断ではなく、ルールを示すべき」との意見もあります。
政府が近く出す着用ルールの方針が、どこまで具体的なものになるかが焦点となっています。