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「政倫審」与野党の攻防続く 公開か非公開か…“溝埋まらず”日程合意もまだ

2024年2月26日 17:05
「政倫審」与野党の攻防続く 公開か非公開か…“溝埋まらず”日程合意もまだ
自民党の派閥の政治資金をめぐる事件を受け、今週行われる見通しの衆議院・政治倫理審査会を公開するのかどうかが焦点になっています。自民党が非公開で行うよう主張しているのに対し、野党側は公開するよう求めていて、攻防が続いています。政倫審は結局、公開になるのか、ならないのか。最新情報を伝えてもらいます。

当初、与野党は26日中に28日と29日の開催を決めたい考えでしたが、「公開か、非公開か」で真っ向から対立していて、協議は進んでいません。

衆院政治倫理審査会 立憲民主党・寺田幹事「どういう形で行うのかが決まらない限り、それに基づいて日程を確定できませんので、日程は両者間において合意はできていません」

与野党の協議は26日、2回行われました。

与党側は、「非公開での開催」との主張から、2回目の協議では議員だけの傍聴を認めると譲歩しましたが、野党側は「話にならない」とはねつけました。

ある立憲民主党議員は、「公開しろというこちらの要求は変わらない」と世論の支持も見込んで強気な姿勢です。

一方で、政倫審に出席する意向を示した自民党議員の1人は「非公開を前提に出席することにした」と話しているほか、ある自民党幹部は「公開するかは本人の意向次第。それがルールだ」と述べるなど、公開にはかなり後ろ向きです。

政倫審を開くこと自体は合意したものの、公開か、非公開か、与野党の主張に隔たりは大きく、見通しが立っていないのが現状です。

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