自民党総裁選 森屋参院議員は「林官房長官を支持」同じ旧岸田派 県選出議員の支持動向 山梨県
岸田首相の後任を選ぶ自民党総裁選の投開票が9月27日に決まる中、県関係の国会議員の支持動向を探りました。派閥解消後、初の総裁選となりますが、県選出の森屋宏参院議員は取材に対し、同じ旧岸田派の林芳正官房長官を支持する考えを明らかにしました。
自民党本部は20日に開いた選挙管理委員会で、総裁選挙を9月12日告示、27日投開票とする日程を決めました。
総裁選には10人以上の名前が取りざたされていますが、官房副長官を務める県選出の森屋参院議員は山梨放送の取材に対し、「政策能力が高く、国際的な舵取りが難しくなっている日本のリーダーにふさわしい」として、出馬に意欲を示している同じ旧岸田派の林芳正官房長官を支持する考えを示しました。
また山梨1区選出で、旧茂木派に所属していた中谷真一衆院議員は、「派閥として行動することはもうないがすでに構築された人間関係はあるので、全く違う行動にはなりにくいのでは」と述べました。
山梨2区選出で、旧岸田派に所属していた堀内詔子衆院議員は、「政権与党として国政を担うのにふさわしい人を選びたい。県民の声に耳を澄ませて決断する」と話しました。
また、旧茂木派で県選出の永井学参院議員は支持動向について、「現時点でお答えするのは難しい」とした上で「特に子ども政策についてどのように進めていくのか注目する」としています。
一方、自民党籍を持ち、旧二階派の特別会員だった長崎知事は20日の会見で、「人口減少対策に真摯な議論を展開する方を期待する」と述べました。
自民党県連によりますと、総裁選に投票できる県内の党員や党友は約1万5000人に上るということです。