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屋内退避の患者ら450人~厚労省

2011年3月19日 23:13

 厚労省は、福島第一原子力発電所の半径20キロから30キロ以内にある病院と高齢者施設で「屋内退避」を続けているのは約450人で、20日以降も移送を続ける方針を明らかにした。

 厚労省によると、屋内退避の指示が出されている原発の半径20キロから30キロ以内には、6つの病院と18の高齢者施設があり、合計約1700人の移送が必要だった。そのうち、19日までに、約500人の入院患者と約700人の高齢者施設の入所者らを、区域外の施設に移した。

 依然として約450人が屋内退避を続けているが、厚労省はこの人たちについても移送先の施設を決めており、20日からの移送を急ぐ方針。