西日本太平洋側8月雨量 統計開始以来最多
先月の西日本の太平洋側は、台風などの影響で、統計を取り始めてから雨量が最も多くなった他、日照時間も最も少なくなったことが気象庁のまとめでわかった。
気象庁によると、日本列島には先月、台風12号と11号が相次いで接近・上陸するなど、雨の日が多くなった。特に西日本の太平洋側は、気象庁が1946年に統計を取り始めてから最も多い雨量を観測し、平年と比べても3倍を超えた。高知市、徳島市、高松市では5倍を超えたという。また、日照時間も最も少なくなったという。
気象庁は、夏の太平洋高気圧の本州付近への張り出しが弱かったためと分析しているが、3日、専門家による臨時の異常気象分析検討会を開き、この夏の天候不順の原因を分析することにしている。