化血研の不正 厚労相「抜き打ち査察」も
医薬品メーカーの「化血研(化学及血清療法研究所)」が、国の承認を得ていない方法で血液製剤を作っていた問題をうけ、塩崎恭久厚生労働相は、国による「抜き打ち査察」の導入も検討する考えを明らかにした。
塩崎恭久厚生労働相「前代未聞の内部統制の欠落、意図的・組織的にこういうことが起きたのは、極めて残念」
塩崎厚生労働相は、化血研が40年間にわたり未承認の製法で薬を作り続け、国に虚偽の書類を提出していたことを強く批判した上で、3日から行われている立ち入り検査の結果を踏まえて厳正に対処すると述べた。
また、厚生労働省が長年の不正を見抜けなかった反省から、国が2年に一度行う医薬品の検査について、製薬会社への抜き打ち査察の導入などを含めて見直す方針を示した。