口永良部島の避難指示解除 住民らが帰島
今年5月に火山が噴火した鹿児島県の口永良部島で25日、避難指示が解除され、住民たちが島に戻った。
住民を乗せたフェリーは午後2時40分ごろ、口永良部島の港に到着した。半年以上の避難生活が終わりを迎え、船を下りた住民たちは足早に家路についた。
今年5月に噴火した新岳は、25日も火口からうっすら水蒸気が上がっているが、火山性地震は発生していない。
屋久島町は25日午前10時に口永良部島の避難指示を一部を除いて解除。島外へ避難していた85世帯136人の住民の帰島が25日から本格化し、郵便局も約7か月ぶりに再開された。
ただ、火口の周辺2.5キロは依然、立ち入り禁止で、自宅に帰ることができない住民もいる。すべての住民が元通りの生活を送るには、まだ時間がかかりそうだ。