“燃費不正”国交省、検査方法の見直し検討
三菱自動車が軽自動車の燃費をよく見せる不正を行っていた問題で、石井国土交通相は燃費検査の方法を見直す考えを明らかにした。
石井国交相「今後このような不正行為が二度と行われることがないよう、検査の見直し等必要な対策を速やかに検討していく所存です」
今回の不正は、新車の発売前に行われる検査がメーカーから提出を受けた数値をもとに行われる「自主申告」の制度を悪用したかたち。このため、国交省は今後、メーカーが提出した数値の算出過程を確認するほか、車種を無作為に選び、数値が正しいか調べることを検討している。
また、現在は測定器の上でエンジンを動かしたりタイヤを回転させたりして行っているが、今後は公道で走行試験を行う必要があるかも検討する。
国土交通省は22日も三菱自動車の開発統括部門がある技術センターに立ち入り検査を行っている。