訪問介護事業所 多額不正請求で行政処分
東京・八王子の訪問介護事業所が、多額の介護報酬を不正に受け取っていたことが判明し、八王子市が事業所指定を取り消す行政処分を行ったことが分かった。
行政処分を受けたのは、八王子市長房町にある訪問介護事業所「えがお」を運営する有限会社「さんえい商事」。八王子市によると、「えがお」は資格のないスタッフなどの介護サービスによる不正請求や架空請求を繰り返して、約2年間で介護報酬130万円以上を不正に受け取っていたという。
このほかにも事業所に責任者を配置していなかったり、監査などに対しウソの書類を提出したりしていたということで、八王子市は13日付で「えがお」の事業所指定を取り消す処分を行ったという。また八王子市は「えがお」に対し、平成26年9月から2年間に受け取っていた介護報酬約4500万円の返還を請求しているという。