園を消毒へ 東山“動物園”きょうから休園
鳥インフルエンザが疑われる事例が発生した名古屋市の東山動植物園で10日、新たに絶滅危惧種のシジュウカラガンが死に、11日から当分の間、動物園を休園することが決まった。
東山動植物園によると、シジュウカラガンは園内の動物病院に隔離されていたが、10日午後4時すぎ、死んでいるのが見つかった。鳥インフルエンザの簡易検査では「陰性」だったという。
園では今月6日、死んだオスのコクチョウから簡易検査で「陽性」の反応が出たが、池の周辺を消毒するなどして営業を続けてきた。
園は感染が広がっている恐れもあるとして、園全体を消毒するため、11日から少なくとも今月20日ごろまでは動物園を休園するとしている。
悪天候やイベントに備える以外の理由で休園するのは、戦時中以来だという。