文科省“あっせん”新事務次官「大変残念」
文部科学省が組織的に「再就職のあっせん」をしていた問題で、辞任した前川前事務次官の後任として就任した戸谷新事務次官が、あっせん問題について「大変残念だ」と述べた。
この問題は、文科省の前川前事務次官や当時の人事課長らが大学や法人に対して再就職のあっせんを目的として、人事情報を求めたり、退職予定の文科省職員の情報提供などを行っていて、そのうち10件が国家公務員法に違反すると認められたもの。文科省はこれを受けて、あっせんに関与した職員7人を、停職などの懲戒処分とした。
責任を取って辞任した前川前事務次官の後任として就任した戸谷一夫新事務次官は、こうした問題の中でしっかりやっていきたいと話した。
戸谷新事務次官「(Q一連の文科省のあっせん問題を受け、改めて所感を)大変残念なことだと思います」
戸谷新事務次官は旧科学技術庁出身で、原子力政策を中心に担当してきた。