北朝鮮による拉致問題の解決を訴える集会が23日、東京都内で開かれました。

集会には拉致被害者の家族や拉致された疑いを否定できないいわゆる「特定失踪者」の家族らが参加し、拉致問題の早期解決を訴えました。

横田早紀江さん（86）「どこに行ったのか煙のように消えたまま全く見えない 何にもない」

来月で拉致されてから45年となる横田めぐみさんの母・早紀江さんはこう話し、「必ず救い出して日本の土を踏ませてあげたい」と、改めて拉致被害者の救出を訴えました。

岸田首相は家族の高齢化が進む中、「拉致問題は時間的制約のある人権問題」だとして、被害者の帰国実現にむけて、金正恩総書記と「条件を付けずにいつでも直接向き合う決意だ」と改めて述べました。