医学部入試問題 元受験生ら得点開示求める
東京医科大学や昭和大学医学部が入学試験で女性や浪人生に不利となる得点操作をしていた問題を受け、これらの大学受験で落ちた元受験生3人が23日、会見を開き、自分たちの得点の開示などを求めた。
会見したのは、過去に東京医科大学や昭和大学医学部などの受験に落ち、現在は別の大学の医学部に通う男女3人で、不正がなければ受かっていたかもしれないとして、自分たちの試験の得点開示などを求めている。
3人は「女性は結婚や出産で働き続けることができないから差別する、というのは間違いだ」「医療現場には長時間労働の問題があるが、その解決策を大学入試に求めるというのはおかしい」などと訴えていた。
文部科学省は23日、女性や浪人生に不利となる不適切なケースが複数あったという調査の中間報告を公表したが、大学名は明らかにしておらず、会見した3人は、「文科省はきちんと情報を明かしてほしい」とも訴えていた。