「巨大津波予測できない事明らか」無罪主張
福島第一原発の事故を巡り、業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴された東京電力の旧経営陣3人の裁判で、弁護側が最終弁論を行い改めて無罪を主張した。
東京電力元会長の勝俣恒久被告ら旧経営陣3人は、福島第一原発の事故を巡り、業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴されていて、検察官役の指定弁護士は禁錮5年を求刑している。
12日の法廷では最終弁論が行われ、旧経営陣3人の弁護士は、「巨大な津波を予測できないことは明らかで3人は無罪だ」と述べた。勝俣被告は、裁判長から最後に何か話すことはないか問われると、「申し上げることは全て話したので、付け加えることはございません」と答えた。
裁判は12日に結審し、判決は9月19日に言い渡される。