初夏の訪れ告げる「長良川鵜飼」開幕 岐阜
初夏の訪れを告げる岐阜市の「長良川鵜飼」が11日夜に開幕し、大勢の観光客らが伝統の技に酔いしれた。
1300年以上の歴史がある岐阜市の「長良川鵜飼」は毎年5月11日に開幕し、国の重要無形民俗文化財にも指定されている初夏の風物詩。初日は1080人の観光客らが訪れ、伝統の鵜飼い漁を楽しんだ。鵜匠が操る鵜がアユをとると、観光客から歓声が上がった。
鵜飼事務所によると、昨シーズンは台風などの影響で観覧船の運航が42日間中止となり、乗船客は戦後最低の約7万6000人だった。長良川鵜飼は10月15日まで行われ、今シーズンは11万5000人の乗船客を見込んでいる。