五輪1年前イベント IOC会長が出席意向
来年の東京オリンピックに向け、今年7月に行われる大会1年前イベントに、IOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長が出席する意向であることが分かった。
これは、21日から東京で開かれているIOCと大会組織委員会の会議で、IOCのコーツ調整委員長が明らかにしたもの。
組織委員会関係者らによると、東京オリンピックの招致をめぐる贈賄疑惑でJOC(=日本オリンピック委員会)の竹田会長がフランス司法当局の捜査を受けていることから、IOCのバッハ会長は表向き「推定無罪」としながらも、当初、1年前イベントには出席しない意向を水面下で日本側に示していたという。
その後、竹田会長が3月にJOCの会長とIOCの委員を退任することを表明したため、バッハ会長は「出席する」と判断したとみられる。
一方、大会組織委員会の森会長は、1年前イベントに安倍首相が出席する意向であると話した。森会長はまた、先月広島で行われたアーバンスポーツ大会「FISE広島」の成功を挙げ、「新しいオリンピックの姿を模索し、レガシーを残したい」などと話した。