横浜市の林文子市長が２２日、カジノを含むＩＲ（＝統合型リゾート）施設を横浜市の山下ふ頭に誘致すると発表した。

横浜市　林文子市長「ＩＲ実現に向けて、本格的な検討準備を進めることにしました」

横浜市の林市長は２２日午後に会見を開き、山下ふ頭にカジノを含むＩＲ（＝統合型リゾート）施設を誘致すると発表した。林市長は誘致を決断した理由について、「今後、人口減少で厳しい財政状況が見込まれる」とした上で、「ＩＲには横浜観光の弱点を克服し、けん引していく力がある」と説明した。

横浜市によると、ＩＲ施設の訪問者は年間２０００万人から４０００万人にのぼり、ＩＲ区域内での消費額も最大７４００億円と大きな経済効果が期待されている。

一方で、誘致に反対する市民らからはギャンブル依存症などを懸念する声が上がっていて、丁寧な説明が求められる。