先月、大阪・伊丹空港でナイフを持った乗客が保安検査を通過したトラブルで、その後、羽田空港でもナイフが見落とされていたことがわかった。

このトラブルは先月２６日、伊丹空港で手荷物の中に折りたたみナイフを持った乗客が全日空の保安検査を通過し、ほかの乗客の保安検査をやり直すなど全日空便が一時運航を停止、３２便が欠航したもの。

全日空によると、その後の調査で、当該の乗客が伊丹空港から羽田空港に到着した後、インドネシアに向かう国際線に乗り継いでいたことがわかった。羽田空港の手荷物検査では検査員がナイフを見落としたため、乗客はそのまま通過し、搭乗していたという。

全日空は、「再発防止を徹底し、航空保安対策に万全を期すよう努める」としている。