大嘗祭で使う米 皇居東御苑で「新穀供納」
天皇陛下の即位に伴い来月行われる「大嘗祭(だいじょうさい)」に使う米を納める「新穀供納」が15日午前、皇居の東御苑で行われた。
天皇が1代に1度行う大嘗祭では、東日本と西日本から選ばれた「斎田」から収穫した米を天皇陛下が神々に供え、自らも口にされる。
15日午前、皇居・東御苑に建設中の大嘗宮の「斎庫」に、東日本の悠紀斎田となった栃木県高根沢町の田んぼと西日本の主基斎田となった京都府南丹市の田んぼで収穫された米を納める「新穀供納」が行われた。
儀式では、まず、悠紀斎田の生産者である「大田主」らが白い装束姿で米の入った辛櫃(からびつ)を担いで会場に入り、10箱の米を納めた。続いて主基斎田の「大田主」らが同じように米を納めた。
納められた375キロの米は、酒やご飯にして大嘗祭に使われる。