警察庁長官に松本氏 警視総監に斉藤氏
東京オリンピック・パラリンピックを控え、日本の治安を担う警察のトップ2人が交代した。
全国の警察を率いる警察庁長官に就任したのは松本光弘氏。松本新長官は17日午前、警察庁に登庁し、事務の引き継ぎを行った。松本新長官は警視庁公安部長や警察庁の警備局長などを歴任し、国際テロ対策に精通している。
一方、首都の治安を担う第96代の警視総監には斉藤実氏が就任した。斉藤新総監は警察庁の警備課長や警視庁警備部長を歴任するなど警備部門の実務経験が豊富で、警視庁の副総監だった去年は一連の退位や即位の関連行事の警備などを指揮してきた。
会見で斉藤新総監は、東京オリンピック・パラリンピックについて「警視庁全部門の総力をあげて臨み、対策に万全を期したい」などと述べた。