年金積立金運用 昨年度は8兆円超の損失
年金積立金を運用するGPIF(=年金積立金管理運用独立行政法人)は2019年度の運用実績が8兆2831億円の損失額を出したと発表しました。過去二番目に大きい運用損失です。
「年金積立金」を運用するGPIFによりますと、ことしの1月から3月期の収益は、17兆7072億円の損失で、四半期ベースでは過去最悪の損失額となったということです。
昨年度全体では、およそ8兆3千億円の損失を出し、過去二番目の損失額の大きさです。
損失が大きくなった背景には新型コロナウイルスの影響で、年度末に海外や国内の株式市場が底値をつけたためで宮園理事長は、「これに一喜一憂することなくリスク管理を徹底しながら長期目線で運用を行っていく」とし「単年度の運用損益で年金給付に影響が生じることはない」と述べました。