豪雨被害の熊本 仮設住宅完成、入居始まる
記録的な豪雨に見舞われた熊本県の被災地に仮設住宅が完成し、22日から入居が始まりました。家屋の被害が最も多かった人吉市でも、住民たちが仮設住宅の鍵を受け取りました。
7月の豪雨では、熊本県南部を中心に甚大な被害が発生し、今も1200人近くが避難所で生活しています。
22日から入居が始まったのは人吉市、山江村、相良村の56戸の仮設住宅で、被災者の新たな生活の場となります。仮設住宅は木造平屋で、4年前の熊本地震の改善点として、地域の景観になじむ瓦屋根を採用したほか、玄関の段差をなくした設計となっています。
入居者「(子ども)3人とも災害後はストレスを抱えて今日まで頑張ってやってきて、とりあえず住まいが確保できたので、ストレスも少しは減ってくれたらいいなと思う」
移動式の仮設住宅はすでに入居が始まっていますが、「建設型」の完成は初めてです。
熊本県は10月中旬までに合わせて683戸の仮設住宅を完成させる予定です。