「大阪都構想」きょう住民投票
いわゆる「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が、1日、行われます。賛成派と反対派は前日も街頭に立ち、支持を訴えました。
大阪市の有権者およそ224万人を対象とする住民投票では、「大阪府」と「大阪市」の二重行政の解消などを目的とする大阪都構想の賛否を問います。
投票日の前日も、賛成派と反対派が街頭演説ができる午後8時まで有権者に主張を訴えました。
都構想「賛成」大阪維新の会・松井一郎大阪市長「(大阪府と大阪市の)二重行政の無駄な税金の使い方は、一切ありません。いまのこのかたちを、次の世代につなげていこうよ、ということが、大阪都構想なんです」
都構想「反対」自民党大阪市議団・北野妙子幹事長「皆さんの住民サービスが必ず下がる。『えらいことしてしもうたな』『大阪市の方がよかったな』と思っても、もうあとの祭り。絶対に元に戻ることはできません」
住民投票は特別区設置法に基づき行われ、賛成多数の場合は、2025年1月1日に大阪市は廃止され、4つの特別区がつくられる一方、反対多数か同数の場合、市は存続します。
都構想の住民投票は2度目で、前回の5年前は、わずかな差で反対多数となり、当時の橋下市長が政界から引退しました。
投票は1日に行われ、即日開票されます。