阪神淡路大震災26年 次世代につなぐ日に
6434人が犠牲となった阪神淡路大震災の発生から17日で26年が経ちました。
兵庫県内各地で未明から営まれた追悼行事では、新型コロナウイルスの感染予防対策を講じて、ことしも多くの人が祈りを捧げました。
神戸市内の会場に灯篭を並べて描かれた言葉は「がんばろう」。3月には東日本大震災から10年を迎えることし、「心をひとつにして苦難を乗り越えよう」という思いが込められています。
友人を亡くした女性(86)「後ろを向いたら涙が出るくらい苦労があった。お互いに助けたり助けてもらったりして生きてきた」
妹を亡くした男性(59)「妹のところに行ったら、家がないんですよ。アパートがないんですよ、つぶれちゃって。妹の分まで生きないといけないというのがあるので、後押しされて生きてきたような人生ですね」
芦屋市立精道小学校 6年生代表「震災を経験していないから、恐ろしさがわからない。だから何も伝えられないではいけないのです。知った責任、伝える責任が私たちにはあります」
コロナ禍にあっても、震災の記憶と教訓を次の世代につなぐ大切さを見つめなおす1日となりました。