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ワクチン副反応か専門家「冷静にとらえて」

2021年2月20日 17:35
ワクチン副反応か専門家「冷静にとらえて」

新型コロナウイルスのワクチンで政府は副反応の疑いのあるじんましんの例があったと発表しました。専門家は冷静にとらえてと話しています。

政府によりますと、19日、富山労災病院で副反応の疑いがあるじんましんが出た人がいましたが、その後、回復したということです。厚生労働省のまとめでは、19日午後5時までに5039人の医療従事者が接種を受けましたが、「副反応の疑い」の報告はこれが初めてです。なお、ワクチンとの関連はまだ確定していません。

ワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症を防ぐ一方、副反応がみられることがありますが、専門家は「過度な心配はいらない」と話しています。

医薬基盤・健康・栄養研究所、保富康宏氏「今回のじんましんというのは(副反応の)中の一番いわゆる起こりやすいもので、完全にメーカー側もそれから承認した側も、これはもう想定内の話ですので、多分世界的にもたくさん出てると思いますけど、さしたる問題として誰もわざわざ報告はしてないというのが現実だと思います。それ(じんましん)が出て動けなくなるなんてことになると、今度はアナフィラキシーという話になりますので、それではないただのじんましんということであれば、冷静に捉えればいいと思います」