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経済効果5兆円!注目のイヌ・ネコノミクス

2021年4月6日 3:25
経済効果5兆円!注目のイヌ・ネコノミクス

自粛生活が長引く中で、動物に癒やされたいと、ペットを飼う人が増えています。特に人気の高い犬と猫は、経済効果5兆円規模ともいわれ、コロナ禍のペット向けサービスは、広がりをみせています。

おしゃれに着飾ったワンちゃんと一緒に買い物をする飼い主たち。ペット商品やサービスを提供する300の企業が集まった展示会イベントです。

去年はコロナの影響で中止になっていましたが、今年は、政府の定めに従い、入場者数を1万人以下に制限するなど、感染対策を行った上で開催されました。

「フランスベッド」のブースでは――

フランスベッド 経営企画部宣伝広報課・佐藤理奈課長「こちらがベッド下を活用した(ペット用の)ベッドになっています」

一方、ワンちゃんが、飼い主につけてもらっていたのは、お祭りなどでつけるお面です。元々は縁日で販売していたお面。今回の展示会で、ペット用にサイズを小さくして売り出した所、“SNS映えする”と話題になり、4日間で、およそ500枚を売る異例のヒット商品になったといいます。

ペット用のお面を販売した訳とは?

ペット用お面を販売・おまつりらんど担当者「コロナ禍で、あまり影響受けないような商材を、1つの柱としてもっていきたいなというのはありますね」

コロナの影響で、お祭りが相次いで中止となり、売り上げが大幅に減少。そこで、今、拡大するペット市場に参入したといいます。

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千葉の房総半島にたたずむリゾートホテルからも、ペット用の新プランが登場しています。今月、始まったのが――

ペットサークルには、フードボールやトイレなどが完備。飼い主と愛犬が同じ部屋でくつろぎながら、宿泊できるプランです。

オークラアカデミアパークホテル・市原桂さん「コロナ禍ということで影響ありまして、新しい顧客層開拓という意味を込めまして(犬用プランを開始)」

コロナ禍で癒やしを求め、犬や猫を新たに飼う人が増加し、2020年の経済効果は、なんと4兆9000億円以上。“イヌノミクス”“ネコノミクス”と呼ばれるほど、ペット市場が盛り上がっているのです。

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経営難に苦しむ、千葉県の銚子電鉄もペット市場に参入。駅構内の土産店で販売されていたのは、地元でとれた魚を使ったペットフードのジャーキーです。

実はここの駅名は、「犬吠駅」。犬に由来のある地域ということで、今年から犬用のペットフードを売り始めたといいます。

銚子電鉄・柏木亮常務取締役「(コロナ禍で)観光客がもうこなくなりまして、銚子電鉄は常に違った切り口で、色々とやっているので」

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NECでは、スマホでペットを見守る最新サービスの実証実験を行っています。

NEC AI・アナリティクス事業部・新見景マネジャー「この活動量計を、ワンちゃん、ねこちゃんの首につけることで、活動量、ジャンプ回数や、その日の行動などのデータが集まります」

活動を測るセンサー付きの首輪を、留守番中の愛犬につけます。すると、ジャンプ回数などをAI(=人工知能)が分析。その結果からわかる愛犬の現在の様子が、離れた場所にいる飼い主のスマホに、メッセージで届くというものです。

コロナ禍のペット向けサービス、人気はこの先も続きそうです。

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