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“iPSで脊髄損傷治療”「将来慢性期を」

2021年6月29日 0:29
“iPSで脊髄損傷治療”「将来慢性期を」

iPS細胞で世界初の脊髄損傷の臨床研究が始まります。

慶応大学の研究チームは、脊髄を損傷したマウスで、iPS細胞から作った神経のもとになる細胞を注入すると、回復することを証明しています。

この治療をヒトで行うため、岡野栄之教授、中村雅也教授らは、世界初の臨床研究の患者を募集すると発表しました。18歳以上で、脊髄損傷後2週間から4週間が条件です。

ヒトのiPS細胞から作っておいた神経のもとになる細胞を、患者の脊髄に注入し、安全性と神経症状を1年間観察、患者1人で順調にいけば、さらに3人募集します。

慶応大学医学部 岡野栄之教授「安全性が確認できましたら、比較的近い将来、慢性期の患者さんに対する臨床研究、あるいは治験を始めたい」

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